こんにちは!投資歴18年のねくです(@nekutaru)
今回は豪ドルとオーストラリア国債のどっちがお得か?というお話をしていきます。
具体的には利回りの比較や国債の購入方法や時期についてお話します。
【結論】
・豪ドルと国債利回りは関係しない(利回りが高い時に買えばOK)
・国債利回りを見ると、政策金利の方向がわかる(今後上がる)
・国債よりもレバレッジ1倍のFXで豪ドルを買うべき(利回りが22.7%良い)
今回はオーストラリアの国債についてのお話なんだねー
なんだか難しそう。。。
国債って何?というお話からするので、安心して読み進めて下さいね。
それでは、本文へお進み下さい。
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オーストラリア国債(債券)とは何か?
「オーストラリアという国が責任を持って発行している債券」のことです。
オーストラリアにお金を貸した時に代わりに受け取る証明書みたいなものですね。
これを持っていると定期的にお金(金利)が貰えます。
国債は、国が発行しているため、
株式や投資信託などに比べて安全性の高い投資商品と言えます。
国が道路や水道などのインフラを作る時に
国債でお金を借りたりするのがわかりやすい例です。
満期が決まっていて、
満期まで待てばお金が全額戻って来ますし、利子(金利)も得られます。
その国が破綻しない限り、満期まで持てば元本が保証されているため、
非常に手堅い投資対象として人気です。
中には定期預金のようなつもりで国債を買う方もいます。
オーストラリア国債の年間利回り(元本に対して1年に貰える割合)を見てみましょう。
オーストラリア国債の満期年数別利回り
国債は満期までの期間毎に別の金融商品として売られています。
(2,5,10年物の売買がメインです。最大30年物)
オーストラリア国債の満期年数別利回りはこちらです。
(1年満期から30年満期) 2018年9月時点
オーストラリアの国債は2018年9月現在で
・満期が10年だと年間2.7%
・満期が30年で年間3.2%
となっています。
満期年数と年間利回りからお得度を計算すると9年物が一番お得です。
30年物とかイマイチですね。
実際は10年物の国債が良く売られているので、満期が長い国債を買うとしたら10年物かと思います。
1年物の場合、例えば100万円分の国債を1年持っておけば102万円分になるわけですね。
当然、豪ドルで受け取るので為替リスクはありますので、ご注意下さい。
【まとめ】オーストラリア国債(債券)とは何か?
「オーストラリア国債(債券)とは何か?」をまとめました。
・利回りは満期1年で年間2%、満期10年で年間2.7%
・受け取りは豪ドルなので為替リスクあり
結構良い商品に思えますね。
実はFXの方が色々とお得ですが、それは後ほど説明します。
続いては、オーストラリア国債の利回りの推移をチャートで見ていきます。
オーストラリア国債の利回りの推移をチャート化!
沢山のデータを用意したので、じっくり見て下さい。
オーストラリア国債の利回りの推移を2つのチャートにまとめました。
②主要な年数である2、5、10、15、30年物の利回りの推移(2016年から2018年)
満期までの期間が長い方がリスクが高い(現金化しにくい)ので、金利は高い傾向にあります。
それぞれ見ていきましょう。
①良く売り買いされるオーストラリア国債(2、5、10年物)の利回り(38年間)
良く売り買いされるオーストラリア国債(2、5、10年物)の利回り(過去38年間分です)のチャートです。
このグラフから2つのことがわかります。
・1989年や2008年など景気が非常に強い時代では2年物の金利が高くなる場合がある
2年物の金利が10年物の金利を抜くようだと、景気のピークは近いのかも知れません。
ここ最近は安定して、10年物 > 5年物 > 2年物の順になっていて
10年物で2.7%、2年物で2%ぐらいです。
今オーストラリアの国債を買うぐらいなら2.3%程度もらえるスワップポイントを狙って、
レバレッジ1倍のFXで豪ドルを買いましょう。
そして「将来的に政策金利が上がってきた段階で、長期の国債を買う」というのが良いプランだと考えています。
次は15年物、30年物を含めて、過去2年間の国債利回りをチャートで見ていきましょう。
②主要なオーストラリア国債(2、5、10、15、30年物)の利回り
主要なオーストラリア国債(2、5、10、15、30年物)の利回りです。
データが2年間しかないのは、
オーストラリアの30年満期の国債が初めて発行されたのが2016年10月だからです。
意外ですよね。
では、チャートをご覧下さい。
このチャートから3つのことがわかります。
・2018年9月時点では満期年数毎の差が小さい
・つまり満期年数毎の差が縮小している
・経済が成長して好景気
・物価上昇
というシーンが多いです。
国債が売られると利回りが上昇するのは
↓
買ってもらうために金利を上げる
↓
国債の利回りが上昇する
という流れです。
つまり、短期国債の利回りが上昇して、長期国債の利回りが下落している場合(今のオーストラリア国債の場合)
・長期的にはリスクを取りにくい(景気悪くなるかも)
と投資家の方々が考えていると推測できます。
【まとめ】オーストラリア国債の利回りの推移をチャートで見た結果
オーストラリア国債の利回りの推移をチャートで見た結果、以下のことがわかりました。
・国債の利回りは歴史的に見て最安値なので、今、国債を買うことはおすすめ出来ない
・短期国債(2年物)は売られており、利回りが上昇中。今後の景気の良さ、物価上昇が期待出来る。
豪ドルとオーストラリア国債10年利回り(長期金利)の相関関係は薄い
豪ドルとはどんな関係にあるの?
住宅ローンの金利や企業の借り入れ金利に大きく影響する重要な金利です。
豪ドルの為替レートとの相関関係は薄いですね。
豪ドルとオーストラリア国債10年利回り(長期金利)の相関関係をチャートで見ていきましょう。
結論からいうと、「ほとんど相関関係はない」です。
リーマンショックを含む、2006年から2011年まではかなり相関関係がありましたが、
その前後はバラバラに動いています。
逆に考えると「金利と為替レートが関係しない」ため、
豪ドルスワップポイント投資なら「シンプルに為替レートが下がったら買い」で良いとも言えます。
長期金利についてもっと知りたい方は「長期金利の推移を時系列でチャート化」をご覧下さい。
次は長期金利と政策金利の相関関係を見ていきます。
オーストラリアの長期金利を見ると政策金利の見通しがわかる!
長期金利と政策金利はどんな関係なの?
長期金利が上がって少ししてから政策金利が上がるということがあります。
オーストラリアの政策金利と長期金利(国債10年利回り)をチャートで27年間分比較しました。
このチャートからは2つのことがわかります。
・ここ2年間は長期金利が上昇している
上記2点を踏まえると、「今後政策金利は上昇していく可能性がある」と考えています。
また、一般的に長期金利が上がる場合
・物価上昇
が同時に起きていることが多いです。
実際オーストラリアの経済は順調に伸びており、
・経済成長率(GDP) 3.4%(2018年9月発表)
・物価上昇率(CPI) 2.1%(2018年7月発表)
となっております。
もう少し物価が上がってくると利上げが近づくと考えています。
まとめると、
と考えています。
豪ドルや政策金利から見るオーストラリア国債の購入時期
結局、オーストラリア国債はいつ買えば良いの?
どうしても買いたいなら豪ドルを買っておいて、将来利回りが上がったタイミングでオーストラリア国債に買い換えるのがおすすめです。
オーストラリア国債のおすすめ購入時期は「利回りが高い時」です。
こちらのチャートを見るとわかる通り、今の国債利回りは歴史上最も低いです。
この状態で10年物の国債を買うのは非常にもったいないと考えています。
数年以内に利上げが始まると思いますので、国債の購入時期はある程度利上げされてからがおすすめです。
とはいえ、買う準備はしておいた方が良いので、オーストラリア国債の購入方法(買い方)を解説します。
オーストラリア国債の購入方法(買い方)を解説
そもそもどうやって買うの?
直接購入、債券CFD、投資信託です。
でも正直どれも実質利回りが悪いのでおすすめできません。
オーストラリア国債の購入方法(買い方)をまとめた表がこちらです。
購入方法 | 税引き後利回り(手数料も考慮済み) | 取扱会社 |
国債購入 | 0.99% | HIS証券など |
債券CFD | 0% | 主要CFD会社 |
投資信託 | 1.45% | マネックス証券など |
手数料考慮済みの利回り(税引き後)を考えると投資信託が一番良いと言えます。
一方で債券CFDはそもそも利回りが存在しない(ゼロ)ため、利回り目的の場合は避けるべきです。
投資信託を買いたい方は「eMAXIS 豪州債券インデックス」が良いと思います。
オーストラリア国債をメインとしている唯一の投資信託です。
ここまで書いておいてなんですが、同じオーストラリアに投資するのであれば、
オーストラリア国債よりも豪ドルがおすすめです。
なぜなら手数料と税金込みで考えた場合の年間利回りが1.78%もあるからです。(投資信託は1.45%)
しかもいつでも解約、換金可能です。
続いてはこの辺りを中心にお話します。
利回り狙いならレバレッジ1倍のFXで豪ドルを買うがおすすめ!国債との違いを比較
レバレッジ1倍のFXで豪ドルを買うのがおすすめってどういうこと?
貰えるお金が22.7%も多いんですよ!
さきほど、「国債の購入方法なら投資信託がおすすめです」とお話しましたが、
同じオーストラリアに投資するのであれば、国債よりも豪ドルがおすすめです。
なぜなら手数料と税金込みで考えた場合の年間利回りが
FX ⇒ 1.78%
となり、FXの方が22.7%ほど多くお金が貰えるからです。
しかもいつでも解約、換金可能です。
唯一のFXのデメリットは利回りが固定されないことですが、今後政策金利が上がることを考えると、
むしろ今の安い利回りで国債を購入することの方がリスクだと考えます。
※政策金利が上がっても既に買った国債の利回りは上がらないため、安い利回りで固定することになります。
FX(豪ドル)のスワップポイントの計算
豪ドルを82円、スワップポイントを1万通貨辺り1日50円とします。
元本に対する想定年間スワップポイントは
(50円×365日) ÷ (82円 × 10000通貨) = 2.225%
税金を考慮すると 2.225% × 0.8 = 1.78%
年間のFX(豪ドル)のスワップポイントは1.78%となります。
【まとめ】FXでレバレッジ1倍の豪ドルと、国債購入の比較
FXでレバレッジ1倍の豪ドルと、国債購入の比較のまとめです。
・FXなら即時換金可能
・政策金利に比例してスワップポイントが上がるので、政策金利が上がると得する
以上の観点から、オーストラリアに投資するなら
です。
レバレッジ1倍のFXを外貨預金や外貨MMFと比較した記事もあるので、合わせてどうぞ
「豪ドルについて外貨預金、MMF、FX(レバレッジ1倍)を比較!」
【まとめ】豪ドルとオーストラリア国債の利回り(金利)の比較|購入方法や時期も!
今回は豪ドルとオーストラリア国債のどっちがお得か?というお話をしてきました。
具体的には利回りの比較や国債の購入方法や時期についてお話しました。
【結論】
・豪ドルと国債利回りは関係しない(利回りが高い時に買えばOK)
・国債利回りを見ると、政策金利の方向がわかる(今後上がる)
・国債よりもレバレッジ1倍のFXで豪ドルを買うべき(利回りが22.7%良い)
今、オーストラリアに投資するならFXで豪ドルを買うのが良いんだね。
そうですね、いろいろ考えるとそれが良いと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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この記事を読むだけで、豪ドル投資について理解できるようになっています。
ではではー 良き投資ライフを!
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