こんにちは!投資歴18年のねくです(@nekutaru)
今回はCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)についてお話します。
特に国債のCDSについてお話していきます。
CDSって正直聞いたことないですよね?
大丈夫です!これからCDSの意味や仕組みをわかりやすく説明します。
カンタンに言うと「投資先が破綻した時のための保険」です。
「投資先が破綻するとお金が受け取れる」が、そのかわりに破綻するまでは毎年お金を払う金融商品です。
破綻リスクが高い国は、CDS保証料が高くなるので、
CDS保証料を見ればその国の破綻リスクの大きさがわかります。
高金利通貨の投資先を決めるのにも役立つので参考にして下さい。
CDSの意味や仕組みについては「CDSとは?意味をわかりやすく説明」でお話します。
CDSから高金利通貨国を考えると、
の順でおすすめ(リスクが低い)です。
買うなら豪ドル(ローリスク・ローリターン) or メキシコペソ(ハイリスク・ハイリターン)が良いです。
※CDSのデータは2018/8/22時点のものです。
動画や音声で視聴したい方はこちらをご覧下さい。
ローリスクな豪ドルに投資するならスワップポイントが高い「LIGHT FX」がおすすめです!
私も4,849万円分買っています。
豪ドル投資に興味がある方は、私と一緒に始めましょう!
\当サイト限定特典で3,000円貰える/
無料の投資メルマガを配信しています。
今なら登録特典でセミナー動画+資料をプレゼント。
投資やお金について学びたい方はぜひご登録下さい!
各国債のCDSをグラフ化して比較!ヤバい国はどこ?
各国のCDSをグラフ化しました。これでヤバい国は一目瞭然です。
CDSには危険度の目安があります。
一般的には
- 400bp(保証料率 年間4%)が危険
- 200bp(保証料率 年間2%)が要注意
とされています。(bpはbasis pointの略で1bp=0.01%)
その観点で見ると、2018/8/22時点で危険な国(400bp以上)は
- アルゼンチン(581.59)
- トルコ(487.79)
- ギリシャ(401.50)
です。
要注意な国(200bp以上)は
- ウルグアイ(242.90)
- イタリア(244.48)
- ブラジル(257.06)
- 南アフリカ(213.34)
です。
これらの国に投資する場合は、リスクが高いことを十分認識して投資をして下さい。
一方で、アメリカ(18.20)や日本(25.50)は非常に低い値です。
近い将来に破綻するとは誰も考えていないようです。
続いて、各国のCDS保証料率を表で見てみましょう。
各国のCDS保証料率の表
各国のCDS保証料率を表にまとめました。(1bp = 0.01%)
国名 | CDS保証料率(bp) |
ドイツ | 9.88 |
スェーデン | 10.89 |
オランダ | 11.39 |
デンマーク | 11.45 |
ノルウェー | 11.70 |
フィンランド | 12.83 |
オーストリア | 13.34 |
ニュージーランド | 17.80 |
オーストラリア | 17.88 |
アメリカ | 18.20 |
ベルギー | 22.88 |
日本 | 25.50 |
フランス | 25.71 |
イギリス | 26.24 |
カナダ | 28.80 |
アイルランド | 31.51 |
香港 | 32.10 |
韓国 | 40.93 |
中国 | 58.24 |
パナマ | 60.94 |
スペイン | 68.12 |
ポルトガル | 102.58 |
モロッコ | 107.56 |
インドネシア | 119.87 |
ロシア | 164.39 |
メキシコ | 178.00 |
南アフリカ | 213.34 |
ウルグアイ | 242.90 |
イタリア | 244.48 |
ブラジル | 257.06 |
ギリシャ | 401.50 |
トルコ | 487.79 |
アルゼンチン | 581.59 |
数字で見てみると、やはり経済が不安定な国はCDS保証料が高い傾向にあります。
特に最近為替レートが暴落したトルコや過去に財政破綻しかけたギリシャなどは
非常に高い値になっておりリスクが高いです。
アルゼンチンを筆頭に、南米の国々も要注意と言えます。
投資をする際はハイリスクであることを認識して行うようにしましょう。
逆にドイツは9.88bpと最もCDS保証料が低くなっております。
経済が安定しているということですね。
次は私がメインで投資している高金利通貨国を中心にCDSを見ていきましょう。
高金利通貨国の信頼性を国債のCDSで判断しよう
私がメインで投資している高金利通貨国を中心にCDSを見ていきます。
投資先のリスクを判断する材料にしようと考えています。
さっきのグラフから関係性の高い国だけを抜き出しました。
高金利通貨に関してCDSのグラフからわかることは以下の通りです。
- オーストラリアは非常にリスクが低い(17.88bp)
- メキシコ(178bp)は南アフリカ(213bp)よりも安全
- トルコは非常に危険(487bp)
高金利通貨国のCDS保証料率を表で見てみましょう。
高金利通貨国のCDS保証料率の表
各国のCDS保証料率を表にまとめました。(1bp = 0.01%)
国名 | CDS保証料率(bp) |
オーストラリア | 17.88 |
アメリカ | 18.20 |
日本 | 25.50 |
韓国 | 40.93 |
中国 | 58.24 |
メキシコ | 178.00 |
南アフリカ | 213.34 |
ギリシャ | 401.50 |
トルコ | 487.79 |
オーストラリア(17.88bp)は、アメリカ(18.20bp)や日本(25.50bp)と比較しても十分に低い値であり、
国として信頼されていることがわかります。
一方で南アフリカ(213.34bp)は要注意、トルコ(487.79)は危険という評価を受けています。
メキシコ(178bp)はそこまで危険でもないという評価です。
これを踏まえると、高金利通貨に投資をするなら
- 手堅いオーストラリア(豪ドル)
- スワップポイントが高い割にCDSが比較的低いメキシコペソ
ということになります。
豪ドルとメキシコペソを買っていきましょう。
興味がある方はこちらもご覧下さい。
▼豪ドル投資の詳細と実績はこちら▼
▼メキシコペソ投資の詳細と実績はこちら▼
CDSとは?意味をわかりやすく説明
CDSとはそもそも何なのか?という問いに答えて行きます。
CDSとは「Credit Default Swap(クレジット・デフォルト・スワップ)」の略であり、
売買可能な金融商品です。
カンタンに言えば「貸したお金が返って来ない時の保険」です。
貸したお金が返ってこないのは怖いですよね?
そこでCDSの出番です!
ただし、毎年保証料として少しお金を下さい。
というのがCDSという金融商品の説明になります。
CDSの対象には株(会社)や国など様々なものがあります。
この記事では「CDS」と表現した場合「5年物国債のCDS」のことを指します。
これは5年で元本が返ってくる国債に対するCDSになります。
次は国債のCDSが保険であることについてお話します。
国債のCDSは国が財政破綻した時の保険(金融商品)
国債のCDSは「国が財政破綻した時の保険(金融商品)」と言えます。
「国債」とは「国の借金」のことなので、
国債のCDSは国に貸したお金が返って来ない時の保険です。
当然、お金を返せそうにない国の保証料は高くなります。
逆に言えば、CDSの保証料が高い国は破綻リスクが高いと言えます。
これは投資先の危険性を見るのに役立ちます。
国債のCDSにはいくつか使い方があります
- 国債を持っている人が保険用に買う(本来の用途)
- 破綻を予想している人が儲けるために買う(大きな利益のため)
- 高い保証料が欲しい人が売る(小さい利益のため)
様々な市場参加者が、個々の考えでCDSを売り買いしており、その結果がCDS保証料となります。
よって国債のCDS保証料は市場参加者がその国をどう思っているかの結果であり、
ある程度の信頼性があると考えます。
次は国債のCDSの仕組みを解説します。
国債のCDSの仕組みを解説
国債のCDSとは国債の額面(100万円とか)に対して一定の割合の料金を定期的に支払う代わりに、
国債の発行国が財政破綻した際に国債の額面と同額を受け取れる仕組みです。
例えば100万円の国債を保証してもらうために、毎年1000円払うようなものです。
この場合CDS保証料は 1000 / 1,000,000 = 0.001 = 0.1% = 10bp(basis point)となります。
日本国債の場合は25.50bpなので100万円の国債を保証して貰う場合は2550円を毎年払います。
これがトルコ国債の場合は48,779円の保証料が必要です。
経済がヤバい国の国債のCDSは非常に高いということです。
破綻リスクも高いので当然ですね。
ここで日本国債のCDSについても見ていきましょう。
日本国債のCDSは大丈夫?
日本国債のCDSは大丈夫?とご心配の方もいらっしゃると思いますが、
CDSから見て、日本は全く問題ありません。
アメリカと同レベルで破綻しないと考えられています。
あなたはアメリカが破綻する未来見えますか?
見えないですよね。そういうことです。
各国のCDSの保証料のグラフをご覧下さい(さっきお見せしたものと同じです)
各国のCDSの保証料のグラフ
日本のCDSはなんとたったの「25.50bp」!
200bpで要注意、400bpで危険なので、全く問題ないと言えます。
続いてもう少し国の数を絞ったCDSの保証料のグラフをご覧下さい(さっきお見せしたものと同じ)
国を絞ったCDSの保証料のグラフ
日本は、オーストラリア、アメリカと並んで非常に低いグループにいます。
一方で、韓国(40.93bp)や経済成長が鈍化している中国(58.24bp)はやや高い値となっていますが、破綻には程遠いです。
つまり日本の破綻リスクはほぼないと言えます。
ただし、「破綻しない」と「経済成長する」というのは別の話です。
日本の将来が明るくなったわけではありません。
日本の経済状況を見ると、長期的には円安になるので、
貯金だけでなく海外資産に投資していきましょう。
▼日本の経済状況について興味があるかたはこちらもどうぞ▼
おわりに
今回はCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)についてお話しました。
少し難しかったと思いますが、上手く伝わっていれば幸いです。
覚えていて欲しいのは
「CDS保証料を見ればその国の破綻リスクの大きさがわかる」
ということです。
高金利通貨の投資先を決めるのにも役立つので参考にして下さい。
CDSから高金利通貨国を考えると、
の順でおすすめ(リスクが低い)です。
買うなら豪ドル(ローリスク・ローリターン) or メキシコペソ(ハイリスク・ハイリターン)が良いです。
豪ドルやメキシコペソに興味があれは始めてみて下さい。
まずは少額から定期積み立てしていきましょう。
為替レートが上る前の今が仕込むチャンスかも知れません。
豪ドルに投資するならスワップポイントが高い「LIGHT FX」がおすすめです!
私も3,000万円投資しています。
豪ドル投資に興味がある方は、私と一緒に始めましょう!
\当サイト限定特典で3,000円貰える/
LIGHT FXについては「LIGHT FX(ライトFX)のメリット・デメリット・評判を徹底分析!」をご覧下さい。
私の豪ドル投資方法や実績について知りたい方は「豪ドル投資の実績をブログで公開中」をご覧下さい。
「豪ドルはスワップポイントが少ないからちょっとなー」
というあなたにはメキシコペソが良いでしょう。
メキシコペソを買うならスワップポイントが高い「みんなのFX」がおすすめです。
私も600万円投資しています。
\当サイト限定特典で3,000円貰える/
みんなのFXについては「みんなのFXはスワップポイントが高いけど、評判はどうなの?」をご覧下さい
私のメキシコペソ投資方法や実績について知りたい方は「メキシコペソ投資の実績をブログで公開中」をご覧下さい。
ではではー 良き投資ライフを!
コメント