外国株式とは?外国株式に投資するメリットとデメリット

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個人投資家の間で、日本国内の株式取引だけでなく、外国株式の注目度が高まっています。しかし、日本の株式を取引するのと、どのような違いがあるのか気になる方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、投資初心者の方でも分かりやすいように、外国株式の概要や、外国株式に投資するメリット・デメリットを紹介します。購入方法もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

外国株式とは

外国株式とは、その名前の通り「外国企業が発行する株式」のことです。日本の国内企業が株式を発行しているのと同じく、外国籍企業も自社の株式を発行し、上場先の証券取引所で売買されています。

昭和後期から日本国内からでも外国株式の取引が可能となり、米国株、中国株に加え、近年では東南アジアやアフリカといった新興国も選択できるようになりました。グローバル企業が増え続けるなかで、世界中の企業に投資するチャンスがあります。

外国株式に投資するメリット

日本国内の投資家からも注目を集めている外国株ですが、どのようなメリットがあるのでしょうか。日本株とも比較しながら、外国株式に投資するメリットを3つ紹介します。

日本株よりも将来性がある

外国株は、日本株よりも将来性があると言われています。これは、経済成長と比例して株価指数が上昇する傾向があり、結果的に多くのリターンを得られます。

JETROが2022年1月に発表した米国商務省のデータによると、新型コロナウイルス感染拡大に伴う金融緩和もあり、2021年のGDP成長率は5.7%の伸びを記録しました。また、2020年の名目GDPは、1位の米国が20,893.75(単位:10億ドル)、2位の中国は14,866.74(単位:10億ドル)です。日本は世界の名目GDPランキングで3位を維持している一方、5,045.10(単位:10億ドル)と米国、中国に大差を付けられているのが現状です。つまり、投資先を選定するうえで、成長を続けている米国や中国企業の株式に投資したほうが、リターンも大きくなる可能性があります。

出典:JETRO
https://www.jetro.go.jp/biznews/2022/01/002e617ec78e406f.html

出典:グローバルノート
https://www.globalnote.jp/post-1409.html

最低購入単位が1株から

外国株式は、1株から購入できるのもメリットです。一般的に、証券会社を通して日本株を購入する際に、最低購入単位が100株と定められていることが多く、多額の資金を用意しなければなりません。

海外の地域や証券会社のルールにもよりますが、米国株は最低購入単位は1株に設定されており、投資初心者でもリスクを防げます。たとえば、米国のテック企業を代表するマイクロソフト社の株価が300ドルであれば、300ドルを支払うだけで1株購入できます。毎月の余剰資金を無理なく運用し、長期に渡って積み立てやすいのが外国株式の特徴です。

円だけを保有するリスクヘッジにつながる

外国株式を保有することは、日本円のみを保有することによるリスクヘッジにもつながります。世界の通貨は日々為替変動が起きており、外国通貨に対する日本円の価値が変わっています。たとえば、2022年3月は円安が著しく進行している影響を受けて、ドル円は115円から120円近辺まで上昇しました。つまり、米国ドルに対して、日本円の価値が下がっているというのが現状です。

円安が続くと、海外旅行の費用が円高のときよりも高額になるほか、日本国内の物価が上昇することで、家計にも大きなダメージとなります。そこで、外国株式を保有しておけば、円の価値が相対的に下がったときのリスクを回避できます。自分自身の資産を守るためにも、円資産だけでなく、外国株式を含む海外の資産を持つことが大切です。

外国株式への投資で注意すること

外国株式は投資家にとって多くのメリットがある一方で、取引時に注意しなければならないこともあります。リスクをしっかりと把握したうえで、外国株式への投資を始めてみましょう。

政治・地政学的なリスクがある

外国株式を購入するにあたり、当該国の政治や地政学的なリスクに注意が必要です。たとえば、成長著しい新興国が多いアフリカですが、政治や治安面で不安定な国も多いです。政治・地政学的なリスクは企業活動にも悪影響を及ぼすため、保有している株式の価値が下がる可能性があります。

また、新興国の場合、企業情報や経済動向を調べる際に、正確な情報を収集することが難しい点もリスクの1つに挙げられます。上記のリスクを回避するためにも、投資を検討している当該国や、その地域のリスクを徹底的に調査しなければなりません。

為替変動による損失に注意が必要

外国株式を保有するメリットに「円安による資産の目減り」を挙げましたが、逆のことが起こる可能性もあります。たとえば、2021年に、インフレと低金利が原因で、トルコリラが暴落しました。

日本円が円安傾向が進む場合と同様に、外国通貨の価値が下がると、関連性の高い外国株式の価値も下がります。このように、外国株式に投資する際には、政治や地政学的なリスクだけでなく、当該国の通貨の動きにも注意しなければなりません。

購入可能な銘柄が限られている

日本国内の株式と比べると、購入可能な銘柄が限られている点が外国株式のデメリットです。世界的に知名度があるApple社やAmazon社といった銘柄はどの証券会社でも取り扱っていますが、マイナーな銘柄だと取引していないことがあります。どうしても特定分野の外国株式を購入したい場合には、個別銘柄ではなく、株式指数や特定業種をまとめたETF(上場投資信託)への投資も検討しましょう。

外国株式の購入方法

最後に、日本国内で外国株式を購入する方法を紹介します。おおまかに分けると、2つの方法で外国株式を購入することができます。

・窓口店頭取引

窓口店頭取引とは、証券会社の窓口で直接株式を購入する方法です。専門性の高いスタッフからのアドバイスを聞けることや、対面で取引を行える点に安心感を得られます。ただし、窓口店頭で取引する場合、すでに株価が確定しているため、その場で指値注文することができない場合があります。また、対面式による手数料がかかることも注意しましょう。

・オンライン取引

近年、オンライン型の証券会社が増えており、国内・外国株式を自宅からでも購入することができるようになりました。外国株式を取り扱っている証券口座を持っていれば、いつでもどこでも取引を行えます。窓口店頭取引と異なり、自分自身で注文しなければなりませんが、指値注文を含め好きなタイミングで売買できるのがメリットです。また、手数料も安く抑えられており、利益を最大限に確保できます。

まとめ

個人投資家でも気軽に売買できる外国株式は、当該国の将来的な経済力や、円資産のみを保有することによるリスクヘッジを期待できます。購入最低単位も日本株より少なく、投資を始めて間もない方でも安心です。

ただし、外国株式を取引するうえで、デメリットや注意点を把握しておくことも大切です。好きな時間に取引できるオンラインの証券口座を活用し、外国株式の売買に挑戦してみてください。

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