【南アフリカ経済まとめと見通し】政策金利や為替レート等をチャート化

※本記事はプロモーションを含みます。
南アフリカランド

こんにちは!投資歴18年のねくです(@nekutaru)

 

今日は、南アフリカの政策金利や為替レート、経済状況をお話します。

 

南アフリカランドは常時金利が高く、現在も6.5%です。

高金利通貨として魅力ですよね。

 

「でも、南アフリカって投資して大丈夫なの?」

とお悩みのあなたのために記事にしました。

 

南アフリカランドの今後の見通しもお話しますので、見ていって下さいね。

 

まずは結論!

GDPと失業率には懸念があるが
金利、インフレ率、過去の投資実績が良いため、投資する価値あり

です。

 

実際に、私も南アフリカランドに400万円投資しています。

 

南アフリカの経済のまとめは以下の通りです。

①政策金利、インフレ率(CPI)、人口、投資実績は良い(○)
②為替レートは下落中(△)
③経済成長率(GDP)と失業率は懸念アリ(×)

 

南アフリカ経済の詳細はこちらの表にまとめました。

 

 

もっと知りたい方は本文をお読み下さい。

 

<経済データの出典>
・IMF – World Economic Outlook Databases(2018年4月版)
・IMF data

 

南アフリカランドを買いたいあなたへ

高金利通貨はリスクの高い通貨ですので、

レバレッジは低め(1倍)にし定期積み立てで運用することをオススメします。

私もレバレッジ1倍で50万南アフリカランドを買ってます。

 

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【評価○】政策金利 – 最安値は5.0%、変動は少なく安定

 

南アフリカの政策金利の2008年から2018年7月のチャート(グラフ)になります。

 

 

このグラフからは3つのことがわかります。

①リーマンショック直前の好景気の頃は12.0%と最高値だった
②2012年まで緩やかに下落し続け最低値は5.0%と高い
③2014年から金利が緩やかに上昇し、現在は6.5%

 

③の金利上昇の主な目的はインフレを防ぎ、通貨の価値(為替レート)を安定させることです

つまり、最近は為替レートが少し安定してきたので金利も下がってきており、良い状況です。

 

なぜなら、金利が高い国内にお金が回らなくなり、不況になるからです。

高すぎる金利はリスクであると言えます。

 

好景気によるインフレを抑える利上げなら良いですが(例:今のアメリカ)

為替レートの下落を防ぐ利上げは良くないです。

 

だから、しばらくは高金利を維持しますが、緩やかに金利は下がると考えています。

その場合でも5.0%を下回ることはあまりないと考えています。

 

次は為替レートを見てみましょう

 

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【評価△】為替レート – 2年前に最安値6.52円。未だ安値圏8.3円

 

2008年7月から2018年7月の南アフリカランド円 為替レートを見てみます。

 

 

このグラフからは3つのことがわかります。

①2008年7月の高値感とその後の大暴落の凄さ(ピークから-47.1%)
②その後も上下するものの、10年間下がり続けている
③2年前に最安値6.52円を記録。未だ安値圏です(6.52円)

 

南アフリカランドの為替レートを見ると

・リーマンショック後の大暴落を除けば、緩やかに下落
・最近はかなり安いが、少し盛り返している(金利上昇の効果)

ということがわかります。

 

レバレッジを抑えて買うのはアリです。

過去10年の投資実績高金利通貨でNo1の23.77%と高い数値となっています。

 

▼過去10年の投資実績はこちら▼

【南アフリカランド 投資実績の検証】12年前に投資したらいくら儲かる?(2021年最新版)
【2021年最新版】「南アフリカランド」の投資実績を検証しました。具体的には「12年前の2008年7月」に「南アフリカランド」を買って「ほったらかしにしたら」どうなるのか?という観点です

 

南アフリカランドを買う場合は、以下を踏まえて買うようにして下さい。

・為替レートは盛り返してきたが、まだ下がる可能性は否定できない。
・GDPや失業率などの経済上の懸念は存在する

 

もし南アフリカランドを買う場合は

・レバレッジは抑えめに(1倍から最大2.3倍)
・為替レートを見ずに定期積み立てで買う

という方法を推奨します。

 

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【評価×】GDP – 9年ぶりに悪い数値(-2.2%)

 

GDPは国内総生産と言い、GDP増加率は経済成長率とも呼ばれます。

 

簡単に言えば、南アフリカの経済が良いか、悪いかわかります。

 

今回は以下の4つのグラフから南アフリカの経済成長の具合について考えて行きます。

 

まず、インフレ率を考慮しない

①名目GDPの南アフリカランド換算(1980年から2016年まで)
②名目GDPのドル換算(1980年から2016年まで)

でそれぞれ見ていきます。

 

次にインフレ率を差し引いた実質GDPの伸び率(経済成長率)を見ていきます。
こちらの方がより実態経済に近いので重要です。

③実質GDP(経済成長率)の1980年から2016年まで(長期)
④実質GDP(経済成長率)の2014年から2018年まで(短期)
2018年9月発表の実質GDPは-0.6%となり、2期連続マイナスでリセッション(景気後退)入りとなりました。
GDPの動向に今後も注意が必要です。

①名目GDPの南アフリカランド換算(1980年から2016年まで)

 

南アフリカ GDP(対南アフリカランド)のグラフです。(期間は1980年から2016年)

 

 

これを見るとGDPはうなぎのぼりですね!経済は順調に拡大しているように見えますよね?

違うんです!

これはグラフのマジックです。

次のドル換算のグラフを見て下さい。

 

②名目GDPのドル換算(1980年から2016年まで)

 

南アフリカ GDP(対ドル)のグラフです。(期間は1980年から2016年)

 

 

南アフリカのGDPをドルで換算するとこのようなグラフになります。

実は2012年から伸び悩んでいるのがわかります。

 

先程のグラフは南アフリカランドをベースで考えており、

近年南アフリカランドの価値は下落しているため、GDPが高く見えてしまうのです。

 

ドル換算のこちらのグラフがより経済の実態に近いと言えます。

つまり南アフリカの経済は決して順調とは言えない局面に差し掛かっています!

 

次にインフレ率を除いた実質GDPの伸び率を見ていきましょう。

 

③実質GDP(経済成長率)の1980年から2016年まで

 

実質GDPの伸び率(経済成長率)の1980年から2016年までのグラフを見ていきます。

 

 

約26年間の南アフリカの経済成長率です。

 

このグラフからは3つのことがわかります。

①南アフリカの経済成長率は上下が激しく安定感に欠ける
②1994年、2009年のバブル崩壊に弱く、大きく下がっている
③最近は下がり気味

 

南アフリカの経済はあまり安定感がないことがわかると思います。

経済の不安定さは為替レートの不安定さに繋がります。

 

より安定した国の通貨を持ちたいですよね。

 

最後はより最近の経済成長の傾向を見るために、

実質GDPの2014年から4年間のグラフを見てみましょう

 

④実質GDP(経済成長率)の2014年から2018年まで

 

実質GDP(経済成長率)の2014年から2018年までのグラフです。

 

このグラフからは2つのことがわかります

①最近伸び悩んでいる
②2018年の1月から3月分(1Q)の数字が過去9年間で最悪の数値(-2.2%)

 

正直、経済は減速気味であると言えます。

 

南アフリカのような新興国なら5%ぐらいは欲しい所です。

しかし、政策金利が高い間は経済成長は望めません。

 

GDPは引き続き低い値が続くと思います。

 

南アフリカの経済成長率まとめ

 

4つのGDPのグラフから南アフリカの経済を見てきた結果、次のことがわかりました。

・南アフリカの経済は伸び悩んでいる
・南アフリカはバブル崩壊に弱い
・最新の経済成長率は過去9年間で最悪の数値(-2.2%)

 

つまり、GDPから見ると南アフリカの経済は決して順調とは言えない状況です。

 

ではインフレ率はどうなっているのでしょう?

 

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【評価○】CPI(インフレ率) – 最近は安定していて良い感じです

 

CPIは消費者物価指数と言われて、私やあなたが普段買うものの価格です。

 

CPIはインフレ率を測る重要な指標で、CPI(インフレ率)が高すぎると生活は苦しくなります。

 

では、26年分の南アフリカ 前年同期比CPIのグラフを見ていきましょう(期間は1980年から2016年)

 

 

1987年には驚異の18%のインフレが起きています。

 

過去10年でメキシコは132%、トルコは110%だったのでそれに比べれば成熟している方です。

新興国には良くあることですね。

 

2011年あたりから安定してきたように見えますが、ちょっと見にくいので拡大します(過去4年間)。

 

 

南アフリカ政府はCPIの目標値を3%から6%にしており、

その目標値以内にほぼ入っているので、CPIは良い状態と言えます。

 

特に最近は安定してきています。

 

2016年は少し高く、これを抑えるために南アフリカ政府は政策金利を上げてきました!

そのかいがあってCPIは下がって来ています。

 

このまま安定してくれると経済的には良いですね♪

その時は金利も下がると思いますが。

 

次は労働者の状況がわかる失業率を見ていきます。

南アフリカの失業率は非常に高いですが、逆に希望もあります。

 

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【評価×】失業率 – 27.7%と高い!

 

南アフリカ 失業率のグラフです(期間は1980年から2016年)

 

 

このグラフを見ると2つのことがわかります。

①過去26年間うなぎのぼり
②最近は国民の1/4が失業者

 

失業率25%越えは衝撃的ですね。

もう少し最近の失業率も見てみましょう。過去7年間の失業率になります。

 

 

なぜこんなに失業率が高いのか?

 

主に以下の2つの要因より解雇者が増えているためです。

・主な輸出品の鉱物資源(金や貴金属)の価格が下落
インフラ(水、電気)不足による経済成長の停滞

 

逆に言えば

これだけ高い失業率アフリカ最大の経済大国の一つになっていること自体が凄いとも言えます。

 

今後、以下のような状態になった場合

・インフラ整備が進み
・世界の資源価格が回復した

働きたい人は大勢いるので、大きく経済成長すると考えています。

 

現時点では、高い失業率はリスクでしかありませんが、南アフリカのポテンシャルとも言えます。

 

最後に人口の推移を見ていきましょう。

 

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【評価○】人口 – 年1.5%で順調に増加

 

南アフリカの人口のグラフになります(期間は1980年から2016年)

 

 

こちらは綺麗に右肩上がりのグラフになっており、

南アフリカの人口は順調に増えていると言えます。

 

年間1.5%ぐらいの勢いで人口が増加しています。

 

新興国の強みがこの人口の増加ですね。

 

現時点、経済状況は良くないですが、人口が増えている国は基本的には成長していきます。

南アフリカ経済にとってプラス要因だと思います。

 

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【評価△】まとめ/今後の見通し

 

南アフリカの経済状況まとめ

 

南アフリカの経済状況をカンタンにまとめました。

 

 

まずは結論!

GDPと失業率には懸念があるが
金利、インフレ率、過去の投資実績が良いため、投資する価値あり

です。

 

実際に、私も南アフリカランドに400万円投資しています。

 

南アフリカの経済のまとめは以下の通りです。

①政策金利、インフレ率(CPI)、人口、投資実績は良い(○)
②為替レートは下落中(△)
③経済成長率(GDP)と失業率は懸念アリ(×)

 

 

南アフリカ経済の詳細はこちらの表にまとめました。

 

南アフリカランドを買いたい場合

南アフリカランドを買いたい方はこちらを参考に買って下さい。

・レバレッジは抑えめ(1倍)
・定期積み立て

 

リスクを抑えて着実な投資をしていきましょう。

 

南アフリカへの投資リスクは低くないため、慎重に投資すべきと考えます。
レバレッジを抑えつつ、余剰資金で行って下さいね。

今後の見通し

 

今後の見通しとしては、

大きな世界経済の変動がなければ、為替レートは徐々に持ち直すと考えています。

 

それと同時に政策金利も下がります。

 

どちらにせよ高い政策金利の代償は小さくないため

南アフリカの経済を考えた場合、適切な値(5.0%程度)にしていく必要があります。

 

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おわりに

 

今回は南アフリカの政策金利や為替レート、経済状況を見ていきました。

 

改めて南アフリカという国がどういう経済状況なのか、ご理解頂けたかと思います。

 

あなたの投資の参考になれば幸いです。

 

はむぞー
はむぞー
最後まで見てくれてありがとう!
質問があればコメント欄に書き込んでね。
ねくさん
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