
投資先として安心なのか気になる!

南アフリカへの投資判断に活用して下さい!
格付けはギリギリセーフなラインだと考えています。
こんにちは!投資歴17年のねくです(@nekutaru)
今回は「南アフリカランドの格付け」について詳しくお話します。
※格付けとは、投資のリスクを表したものです。
この記事は
・けどリスクが気になる
という方におすすめです。
南アフリカランドの格付けについてまとめると以下の通りです。
- 南アフリカランドの格付けはギリギリセーフ(投資しても良い)
- 2020年1月時点の格付けは3社中2社が「投機適格」としておりリスクは高め
- ムーディーズは唯一「投資適格」と評価
- 格付けとは「外貨建て国債の長期信用格付け」を指す
- 南アフリカの格付けが下がるとランドの価格も下がる
- 格付けの速報を知るにはGoogleニュース or Googleアラートがおすすめ
- 発表タイミングは未定であり、不規則
- 2018年の格付けはほぼ変更なし
- 2019年の格付けは若干悪化
- 格付けの今後の見通しはやや悪い
詳しくは本文をお読み下さい!
質問があればコメント欄に書き込んで下さいね。
動画や音声で視聴したい方はこちらをご覧下さい。
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南アフリカランドの格付け2020年度版まとめ


南アフリカへの投資は投機(ギャンブル)という判断が多いようです。
2020年1月時点の格付けは以下の通りです。
スダンダード・アンド・プアーズ(S&P):BB(投機適格)
フィッチ:BB+(投機適格)
・投資向きと判断したのが1社
・投機(ギャンブル)向きと判断したのが2社
つまり、南アフリカへの投資は投機(ギャンブル)という判断に近いです。
少し用語を説明すると
- 投資適格・・・投資として考えて良い。リスク低め。
- 投機適格・・・投機(ギャンブル)として考えるべき。リスク高め。
となります。
そして
・スダンダード・アンド・プアーズ(S&P)
・フィッチ・レーティングス
の3社はアメリカの大手格付け会社です。
格付けというとこの3社を参考にすることが多いです。
南アフリカランドの格付け
南アフリカランドの格付けはさっき書いた通り、
・スダンダード・アンド・プアーズ(S&P)とフィッチ・レーティングス ⇒ 投機適格(ギャンブル)
というように、格付け会社で判断が分かれています。
唯一の投資適格のムーディーズも、投資適格の中では最も低い評価をつけています。
つまり、南アフリカへの投資はなかなかリスクが高いということですね。
そのため私はレバレッジ1倍で安全に投資しています。
これから投資する方はレバレッジを上げすぎないようにご注意下さい!
では、3社それぞれの格付けを詳しく見ていきます。
南アフリカランドの格付け(ムーディーズ)


唯一の投資適格ですね。
南アフリカランドの格付け(ムーディーズ)
ムーディーズの南アフリカランドの格付けの最新版は以下の通りです。
- 発表日付:2019年11月1日
- 格付け:Baa3(投資適格)
- 見通し:ネガティブ
2019年11月に格付けの見通しが変更されました。
見通しはネガティブとなりましたが、格付けは投資適格(Baa3)を維持です。
ただし、このBaa3の一個下は投機適格(ギャンブル)になるので、ギリギリという感じです。
Baa3って何?とお思いの方へ、定義を後ほどお話しますね。
「見通し」というのは今後どうする予定か?という意味です。
ネガティブなので、今後格付けを下げる可能性があるという意味になります。
南アフリカランドの格付けの過去の推移(ムーディーズ)
ムーディーズが行っている「南アフリカランドの格付け」の過去の推移をまとめました。
ムーディーズの南アフリカランドへの格付けのポイントは以下の通りです。
- 格付けの開始は1994年10月で、Baa3(投資適格)からスタート
- 2009年7月のA3が最も評価が高く(Baa3の3つ上)、2012年まで続きました。
- 最新の評価は2019年11月でBaa3(投資適格)
- 今後の見通しはネガティブ
投資適格から評価を開始し、しばらくは評価が上がっていましたが、
現時点では1994年時点の評価に戻っているという状態です。
今後はしばらく今の評価が続きそうですね。
他2社が投機適格(ギャンブル)の評価なので、
ムーディーズの評価も投機適格になると南アフリカランドは下落してしまうと考えられます。
今後の動向に要注意です。
過去の推移をグラフにしたのがこちらです。(ムーディーズのサイトより抜粋)
一度上昇し、その後下落しているのがよくわかります。
ムーディーズの格付けの定義
Baa3やA3と言われてもよくわからないと思うので、
ムーディーズの格付けの定義を表で整理しました。
簡単に言えば、Baa3以上なら投資向き、Baa3未満なら投機向きということです。
下に行けば行くほどリスクが上がり、投資資金が回収出来ない可能性があがります。
情報元:ムーディーズ
南アフリカランドの格付け(スタンダード・アンド・プアーズ[S&P])


つまり「リスクの高い投資ですよ」と言っているわけです。
南アフリカランドの格付け(スタンダード・アンド・プアーズ)
スタンダード・アンド・プアーズの南アフリカランドの格付けの最新版は以下の通りです。
- 発表日付:2019年11月22日
- 格付け:BB(投機適格)
- 見通し:ネガティブ
2019年11月に格付けの見通しが変更されました。
見通しはネガティブとなりましたが、格付けは「BB」を維持です。
このBBの一個上は投資適格になるので、ギリギリ投資適格に届かずという感じです。
BBって何?とお思いの方へ、定義を後ほどお話しますね。
「見通し」は据え置きなので、しばらくはこの評価のままと考えられます。
南アフリカランドの格付けの過去の推移(スタンダード・アンド・プアーズ)
スタンダード・アンド・プアーズが行っている「南アフリカランドの格付け」の過去の推移をまとめました。
スタンダード・アンド・プアーズの南アフリカランドへの格付けのポイントは以下の通りです。
- 格付けの開始は1994年10月で、BB(投機適格)からスタート
- 2005年8月のBBB+が最も評価が高く(BBの1つ上)、2012年まで続きました。
- 最新の評価は2019年11月でBB(投機適格)
- 今後の見通しはネガティブ
投資適格から評価を開始し、しばらくは評価が上がっていましたが、
現時点では1994年時点の評価に戻っているという状態です。
今後はしばらく今の評価が続きそうですね。
今後の動向に注目です。
スタンダード・アンド・プアーズの格付けの定義
BBやBBBと言われてもよくわからないと思うので、
スタンダード・アンド・プアーズの格付けの定義を表で整理しました。(フィッチ・レーティングスと同じです)
簡単に言えば、BBB以上なら投資向き、BBB未満なら投機向きということです。
下に行けば行くほどリスクが上がり、投資資金が回収出来ない可能性があがります。
南アフリカランドの格付け(フィッチ・レーティングス)


つまり「リスクの高い投資ですよ」と言っているわけです。
スタンダード・アンド・プアーズと同じ評価ですね。
南アフリカランドの格付け(フィッチ・レーティングス)
フィッチ・レーティングスの南アフリカランドの格付けの最新版は以下の通りです。
- 発表日付:2018年12月6日
- 格付け:BB+(投機適格)
- 見通し:据え置き
BB+になったのは2017年4月なので2年以上も格付けが変更されていませんね。
でも、格付けは頻繁に更新されるものではないので普通です。
格付けは、BB+(投機適格)!
ただし、このBBの一個上は投資適格になるので、ギリギリ届かずという感じです。
BBって何?とお思いの方へ、定義を後ほどお話しますね。
「見通し」は据え置きなので、しばらくはこの評価のままと考えられます。
南アフリカランドの格付けの過去の推移(フィッチ・レーティングス)
フィッチ・レーティングスが行っている「南アフリカランドの格付け」の過去の推移をまとめました。
フィッチ・レーティングスの南アフリカランドへの格付けのポイントは以下の通りです。
- 格付けの開始は1994年9月で、BB(投機適格)からスタート
- 2005年8月のBBB+が最も評価が高く(BBの1つ上)、2012年まで続きました。
- 最新の評価は2019年7月でBB+(投機適格)
- 今後の見通しはネガティブ
投資適格から評価を開始し、しばらくは評価が上がっていましたが、
現時点では1994年時点の評価より少し良い状態です。
今後はしばらく今の評価が続きそうですね。
今後の動向に注目です。
フィッチ・レーティングスの格付けの定義
BBやBBBと言われてもよくわからないと思うので、
フィッチ・レーティングスの格付けの定義を表で整理しました。(スタンダード・アンド・プアーズと同じです)
簡単に言えば、BBB以上なら投資向き、BBB未満なら投機向きということです。
下に行けば行くほどリスクが上がり、投資資金が回収出来ない可能性があがります。
情報元:フィッチ・レーティングス
そもそも格付けとは(定義、影響)


そもそも格付けとは何か?
一般的に国の格付けの話をする時は「外貨建て国債の長期信用格付け」を指します。
「なぜそうなるのか?」を以下に分解して解説します。
- 外貨建て
- 国債
- 長期
- 信用格付け
①外貨建て
国の格付けの話をする時は、まず外貨建てか自国通貨建てかどちらかで格付けが異なります。
格付けに対する我々の目的は「その国に投資しても良いか?」です。
だとすると外貨建ての格付けを見る必要があります。
なぜなら日本人が南アフリカに投資する時の通貨は「円」だからです。
つまり「格付けと言えば外貨建て」ということになります。
②国債
格付けは国債だけでなく、社債などもあります。
今回は「その国に投資しても良いか?」を判断するのが目的なので、
国債について考えます。
③長期
国債についても、長期と短期があります。
格付けもそれぞれ異なる評価になっています。
それは当然ですよね。
ある国が短期的には信頼出来ても「長期的に信頼出来るか」はまた別の話だからです。
なので、格付けというと「長期の格付け」を考えるのが一般的です。
④信用格付け
ここでいう信用とは「お金をちゃんと返してくれるか?」ということです。
国債であれば、
- 期限が来たらちゃんと満額を遅延なく返してくれるか?
- 配当金は遅延なくもらえるか?
などです。
つまり、格付けとは「ちゃんとお金を返してくれるかを図る指標」になります。
まとめ
一般的に国の格付けの話をする時は「外貨建て国債の長期信用格付け」を指します。
なぜそうなるか?はここまで説明した通りです。
本記事で「格付け」と表現した場合は「外貨建て国債の長期信用格付け」を指すと考えて下さい。
格付けの定義
格付けの定義は先程話した通り
の1点のみです。
細かい定義は格付け会社により異なります。
詳細は既にお話した通りです。
格付けの影響
格付けにどんな影響があるか?
気になりますよね。
簡単に言うと
- 国債の価格
- 株価
- 通貨の価値
などに影響があります。
格付けが高ければ、国債の価格や株価や通貨の価値は上がります。
一方で金利は下がります。
リスクが下がるので、リターンである金利が下がるのは当然です。
なので、南アフリカの格付けが上がれば、南アフリカランドも上がります。
逆もまたしかりです。
南アフリカランドの格付けの速報を知る方法

速報を逃さずキャッチする方法はないのかな?

私がおすすめする方法は以下の2つです。
②Googleアラートに登録
解説します。
①Googleニュースで検索
1つ目はGoogleニュースで検索することです。
これはすぐに思いつきますし、簡単ですよね!
定期的に検索すればOKです。
南アフリカランドの格付けが変更された場合は間違いなくニュースになるので、
見逃しはありえませんね!
こんな感じで格付けのニュースを見つけることが出来ます。
「南アフリカ 格付け」で検索すると良いです。
Googleニュースへはこちらからどうぞ
②Googleアラートに登録
さらにリアルタイムで知りたい方は「Googleアラートに登録」するのがおすすめです。
関連ニュースがあればメールで教えてくれます。
こんな感じで登録出来ます。
Googleアラートへ登録はこちらからどうぞ
南アフリカランドの格付けの速報を知りたいなら以下の方法を試して見て下さいね!
②Googleアラートに登録
南アフリカランドの格付けの発表タイミング


格付けを変更すべきタイミングで不定期に発表されます。
毎月発表されることもあれば、2年以上発表がないこともざらです。
なので、南アフリカランドの格付けの発表をいち早く知りたい方は
先程解説したGoogleニュースやアラートでチェックするのがおすすめですね!
格付けが変更されることはあまりないので、見逃さないようにしたいですね。
南アフリカランドの格付け2019年はどうだった?


将来的に「格付けを下げるかも」という意味です。
2019年の南アフリカランドの格付け
2019年の南アフリカランドの格付け発表は以下の3件です。
- ムーディーズが2019年11月1日にBaa3の見通しネガティブに変更
- S&Pが2019年11月1日にBBの見通しネガティブに変更
- フィッチ・レーティングスが2019年7月26日にBB+の見通しネガティブに変更
つまり「2019年の南アフリカランドの格付けは全体的に悪化した」と言えます。
南アフリカランドの格付け2018年はどうだった?


ムーディーズが少し格付けを良くしたぐらいですね。
2018年の南アフリカランドの格付け
2018年の南アフリカランドの格付け発表は以下の2件のみです。
- ムーディーズが2018年3月23日にBaa3の見通し格下げから見通し据え置きに変更
- フィッチ・レーティングスが2018年12月6日にBB+の見通し据え置き(2017年11月から変更なし)
スタンダード・アンド・プアーズは格付けの発表なしでした。
「1.」に関しては「評価を少し良くした」という感じですね。
「2.」は格付け発表したものの変更なしです。
つまり「2018年の南アフリカランドの格付けはほとんど変更なし」と言えます。
南アフリカランドの格付けの今後の予想


横ばいか、場合によっては悪くなるでしょう。
南アフリカランドの格付けがよくならない理由
南アフリカランドの格付けがよくならない理由は以下の2つです。
- 南アフリカのGDP(経済成長率)やCPI(インフレ率)などがあまり良くない
- 世界経済が停滞している
解説します。
①南アフリカのGDP(経済成長率)やCPI(インフレ率)などがあまり良くない
南アフリカのGDP(経済成長率)やCPI(インフレ率)などがあまり良くないです。
そのせいで、南アフリカの経済は悪化しており、その影響が格付けに及ぶ可能性があります。
少し深掘りします。
南アフリカのGDPの悪化
南アフリカの国内総生産(GDP)は1-3月(第1四半期)はここ10年で最も縮小しました。
前期比年率3.2%減で過去10年で最悪の値となっています。
1番の理由は、2008年以降で最も深刻な停電です。
停電のせいで製造やビジネスが進まずGDPの悪化に繋がっています。
その停電の理由は「電力公社エスコム」の財政問題です。
お金がなく修繕費用が満足に用意出来ないため、計画停電をしまくってます。
ここが改善されないとGDPは伸びてこないと考えられます。
CPI(インフレ率)の伸び悩み
南アフリカのCPI(インフレ率)は以下の通りです。
最新の値は2019年2月の4.0%
政府はこの値では物足りないと考えているようです。
インフレ率を上げるために利下げする可能性もありますね。
②世界経済が停滞している
2つ目は世界経済の停滞です。
南アフリカは新興国であり、中国と多くの貿易をしています。
そのため、世界経済の動向に強い影響を受けます。
つまり、世界経済が停滞すると南アフリカの経済も同様に停滞するということです。
その結果、格付けが悪くなる可能性はあります。
アメリカが利下げを始めようとしている点を見ても停滞が見て取れます。
今後は世界経済は停滞するという前提で見ていくべきと考えています。
【まとめ】南アフリカランドの格付け
今回は「南アフリカランドの格付け」について詳しくお話ししました。
※格付けとは、投資のリスクを表したものです。
・けどリスクが気になる
という方におすすめ記事となっています。
南アフリカランドの格付けについてまとめると以下の通りです。
- 南アフリカランドの格付けはギリギリセーフ(投資しても良い)
- 2020年1月時点の格付けは3社中2社が「投機適格」としておりリスクは高め
- ムーディーズは唯一「投資適格」と評価
- 格付けとは「外貨建て国債の長期信用格付け」を指す
- 南アフリカの格付けが下がるとランドの価格も下がる
- 格付けの速報を知るにはGoogleニュース or Googleアラートがおすすめ
- 発表タイミングは未定であり、不規則
- 2018年の格付けはほぼ変更なし
- 2019年の格付けはやや悪化
- 格付けの今後の見通しはやや悪い
南アフリカランドへの投資を検討している方は参考にして下さい!

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この記事を読むだけで、南アフリカランド投資について理解できるようになっています。
南アフリカランド円の見通しについて詳しく知りたい方は「南アフリカランド円の見通しを解説」をご覧下さい。

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